弁護士になっても簿記すら全く分からない状態だった。とりあえず簿記3級を受けたところ,減価償却すら分からないまま2回落ちて,ようやく3回目で合格。簿記2級は大原学園の簿記講座を受講して臨んだことから1回目で合格。
そのまま簡単な気持ちで大原学園の公認会計士講座に申し込んだが,日々の業務が忙しく,ほとんど講義を消化できないままであった。そのため,1,2年目は受験申し込みをしただけで,受験せずに終わり,3年目から妻に尻を叩かれるように受験した。今でも覚えているが,監査論が全く分からないまま,的外れなことを適当に記入し,何かできた気分になっていた。そういう年が4年続いたので,順位も不合格者のなかで1200から1400番台をさまよった。
なんとかせねばと思って,CPAの国見先生が開催してくれた論文不合格者の発起会に参加し,受験友達を作ってやる気を高めて講義を一から聞くなどして挑んだ。順位は327位(総合偏差値50.19)まで伸びたものの,会計学の偏差値が49.13で残念ながら不合格。
その後,令和3年,4年と受けてみるものの,監査論は偏差値54が続いたが,会計学が42~46と低いままで受からない。
令和5年は家族を優先し,勉強時間も極めて少なく,答案練習をほとんどしないまま,受験。租税法の記述式で当たり,科目合格。また会計学も偏差値51.16で総合合格かと思ったが,過去偏差値が良かった監査論の偏差値が44.35と大幅に落ち込み,不合格。
弁護士の場合,短答式試験が全科目免除であるとともに論文試験が選択科目(民法)と企業法が免除になるため,租税法の科目合格を踏まえると,残りは会計学(財務と管理),監査論のみ。この流れでいくと,10年近い会計士受験にとうとう終止符をうつときがきたと思い,会計士受験のブログを立ち上げ,日々の勉強を綴っていき,モチベーションを維持して合格を目指したいと思う。
本日,CPAの上級答練マスターの教材が段ボール2箱分も届いた。昔の教材を片付け,新しい教材を机に並べた。あとは計画を立てて,できる限り答案練習を受けて確実に合格できる実力をつけていきたい。